古都の春を告げる古木
氷室神社では古都奈良の春を告げると言われる枝垂桜が見頃を迎えています。
「四脚門」と呼ばれる門前に立つ一本は樹齢100年で、長きにわたって多くの人々の目を楽しませてきた老木です。
しだれ桜とハクモクレンが見頃でした。
これから他の桜も見頃を迎えるとさらに華やかになるでしょう。
このしだれ桜はここ数年で樹勢の衰えが顕著になってきているそうです。
幼木を使ったバイパス手術や石垣の組み替えなどを行っていますが、2017年6月の暴風によって比較的樹勢があった部分が折れたことにより急速に衰え大半が枯れていまいました。
今年はさらに枝が少なくなっています。
このしだれ桜の種から育てた幼木の育成もされているそうです。
いつの日か大きく育った姿が見れるといいですね。
平城京へ貴重な氷を納めた氷室神社
奈良時代710年元明天皇の勅令により厳寒に氷結させたものを氷室に蓄え、翌年に平城京に献氷させる制度が創始されました。
711年6月1日に献氷の勅祭が興され、以降毎年4月1日から9月30日まで平城京に氷を納めました。
70年あまりの間この制度は継続されましたが、平安遷都後は廃止されました。
その後春日大社の別院に属したが現在は氏子と冷凍氷業界の奉賛により維持されています。
5月にはひむろしろゆき祭りというかき氷のお祭りが開催されます。
氷室神社
【住所】
〒630-8212
奈良市春日野町1-4
【TEL】0742-23-7297
【アクセス】
JR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通市内循環バス約5〜10分
氷室神社・国立博物館前下車すぐ
近鉄奈良駅から徒歩約15分
【駐車場】60分500円 上限2000円
【拝観料】なし
【開門時間】
4-10月 6:00-18:00
11-3月 6:30-17:30
Camera:SONYa6000
Lenz:Sonnar T*E 24mm F1.8 ZA
Vrio-TessarT*E 16-70m F4 ZA OSS
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