葛城坐一言主神社の彼岸花

ichigonnushi 奈良
奈良

一言主神社に彼岸花を見にいってきました。
ちょうどピークを迎え密集して燃えるように咲く姿に圧倒されました。

一言だけ願いを叶えてくれる「いちごんさん」として知られ、全国各地の一言主神社を奉斎する神社の総本社です!ご利益ありそうですね。

一言主神社

一言主神社は葛城山の麓にあり大きな山々と田園風景が本当に美しいところです。
神社周辺だけではなく広い範囲の田んぼに彼岸花が咲き誇っています。

一言主神社

彼岸花のピークは短く、ピークに目にすることは難しい気がするのですが今年はちょうど時期がよかったです。
一言主神社には初めて訪れたのですが今まで見た中で一番たくさん咲いていました。

一言主神社

第21代雄略天皇が葛城山を歩いていると突然目の前にご自身と同じ姿をした人物が現れます。
それこそが一言主の神様で、「吾は悪事(まがごと)も一言、善事(よごと)も一言、言離(ことさか)の神、葛城の一言主の大神なり」と言われたと古事記に記されています。
これが願いを一言で願えばなんでもかなえてくれる「いちごんさん」の由来だそうです。

一言主神社

一言主神社

一言主神社

境内には大木にイチョウの木があります。
推定樹齢1200年の大老木です。祈願すると子宝に恵まれるとかお乳の出が良くなると言い伝えられているそうです。
大木は晴れた日には遠くからも見えるのでランドマークとして親しまれているそうです。
緑がとても綺麗でした。

彼岸花は球根から咲きます。
球根に毒があると言われモグラやカエル除けに植えられたとされています。
なので山の中などでも彼岸花が咲いているということは人の生活があった、ということがわかるそうです。
反対に人の手が入らないところには突然育つことがない植物です。

本来彼岸花は種子がなく、受粉して広がることがないそうです。
なのに群生しているということは人の手で球根を植えたのだろうか、、、
河原などに1輪だけ咲いているのも球根植えたのかな?ってずっと不思議でした。

今回調べてみると種子がない彼岸花ですが、なんと中国などで変異して種子を持つようになりやがて群生していったということです。
それが日本に持ち込まれたのでしょうね。

一言主神社

背後には葛城山が迫ってとても雄大です。遠くの山々も美しく自然に恵まれたところです。
お米も美味しいでしょうね。

参道は杉の木がずっと並んで綺麗です。

ichigonnushi

密集咲いているので迫力があります。
これだけ密集しているのは初めて見ました。
彼岸に突然花茎が伸びて鮮やかな真紅の花が開花することから彼岸花と言われています。
また毒があることから彼岸花を食べた後は「彼岸(死)」しかないという由来もあるとか。。。

種子名はラジアータといい「放射線」という意味です。
花が完全に開いた時に放射線状に大きく広がっているのにちなんで付けられました。

美しくて妖しくて魅了される花です。

一言主神社

葛城坐一言主神社
【住所】〒639-2318 御所市森脇432
【TEL】0745-66-0178
【拝観時間】自由
【休日】なし
【拝観料】無料
【アクセス】近鉄御所駅から市コミュニティバス(西コース内回循環「森脇」下車すぐ
近鉄御所駅から五条バスセンター行きバス「宮戸橋」下車徒歩30分
JR御所駅から近鉄御所駅まで徒歩3分
JR・近鉄御所駅から徒歩50分 タクシー10分
【駐車場】50台

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