ラベンダー香る壺阪寺

奈良
奈良

素晴らしい景色と自然

壺阪寺は春はやまぶき、ツツジ、初夏にはラベンダー、そして秋は周りの山々の紅葉と境内の紅葉が素晴らしいお寺です。

壺阪寺といえば大観音石像と大涅槃石像、そして壺阪大仏です。

緑豊かな山々の景色に多少違和感がありますが、とても大きい石仏です。

これはインドでも救ライ事業への尽力に対する返礼ととしてインドから贈られたものだそうです。

壺阪寺は昭和40年からインドでハンセン病患者救済活動や奨学金事業、学校運営助成事業、公衆衛生事業、地域開発事業など国際交流を展開しています。

「天竺渡来大観音石像」は高さ約20m、総重量1200トンもの壮大な大理石造りです。

その前には「天竺渡来大涅槃石像」が横たわります。

ほかにも「天竺渡来大釈迦如来石像 壺阪大佛」があります。

三重塔(重要文化財)

三重塔は重要文化財に指定されています。

1497年(室町時代)に建立されました。

色あせた感じがなんともいえず迫力があり素晴らしいです。

境内にはラベンダーがいっぱい。

少し時期が過ぎてこちらも色あせてました。

山間に街並みが見え素晴らしい眺めです。

石仏の大きさがよくわかりますね。

天竺渡来大観音石像

とても大きいです。

清掃中で足場が組まれていました。

ラベンダー畑

天竺渡来大涅槃石像

大涅槃坐像の後ろ姿です。

素晴らしい景色と爽やかなラベンダー。

壺阪寺の始まり

703年に元興寺の弁基上人がこの山で修行していたところ、愛用の水晶の壺を坂の上の庵に納め感得した像を刻んで祀ったのが壺阪寺の始まりとされています。

その後朝廷より壺阪山南法華寺という称号を賜りました。

西国三十三箇所観音霊場の第6番札所です。

明治の頃、失明回復祈願にまつわる沢市お里の夫婦愛を描いた浄瑠璃「壺阪霊験記」が共感を呼びお寺への信仰も広がりました。

壺阪霊験記

300年ほど前の話です。

座頭の沢市は三つ違いの女房と貧しいながらも仲睦まじく暮らしていました。

沢市は盲目なので琴三味線を教え、お里は内職をしていました。

そんな沢市の胸中に一つの不安が芽生えました。

というのも毎日明け方におさとが床を抜け出していたからです。

「もしや好きな男が・・・」と問いただすとおさとは沢市の目の病が治るよう三年もの間壺阪寺の観音様に朝詣でをしていました。

疑った自分を恥じ沢市もともに観音様にお参りしますが、盲目で迷惑をかけているのであればお里を自由にしてやろうと身を投げます。

不吉な予感で駆けつけたおさとは非常な現実に遭遇して自らも身を投げてしいます。

しかし二人の切ない夫婦愛が観音様の霊験により奇跡が起こって沢市・お里は助かり、そして沢市の目も見えるようになりました。

本堂横手の谷は沢市とお里が身を投げた投身の谷と言い伝えられています。

壺阪寺

【住所】〒630-0102奈良県高市郡高取町壺阪3番地

【TEL】0744-52-2016

【駐車場】あり

【アクセス】近鉄吉野線壺阪山駅下車バスまたはタクシー

Camera:SONYa6000
Lenz:Vrio-TessarT*E 16-70m F4 ZA OSS

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