PolarPro Variable NDフィルター(Peter McKinnon Mist EditionⅡ)PMVNDとVariable NDフィルター(Peter McKinnon EditionⅠ)比較レビュー

polarpro Camera
Camera

今回は2種類のNDフィルターを比較してみたいと思います。
比較するのは次の2点です。

PolarPro Variable NDフィルター(Peter McKinnon Mist EditionⅡ)PMVND2-5stop(右)
フィルター径77mm
作例に使用したレンズはSONY FE24-105 F4 G OSS

PolarPro Variable NDフィルター(Peter McKinnon EditionⅠ)2-5stop(左)
フィルター径67mm
作例に使用したレンズはSONY FE24 F1.4 GM

フィルター径も使用レンズも違いますので厳密に比較できる訳ではないですが
従来のノーマルEditionと新たに発売されたMist Editionの色味の違いなどはわかりやすいと思います。

polarpro

PolarProはアメリカ・カリフォルニア州コスタメサに本拠地を置いています。
カメラ機器の限界に挑戦しフォトグラフィー、ビデオグラフィーに常に独創的なカメラアクセサリー製品を生み出し続けるデザイナーのチームです。


まずはPolarProVariable NDフィルター(Peter McKinnon EditionⅠ)(旧)
立派な箱にNDフィルター保存ケース、携帯ケース、クロス、ギャランティカード、ブランドのシールなどが入っていました。
発売にとても力が入ってたことがわかりますね。

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左側のシルバーケースにフィルターが入っていて、さらに右上の携帯ケースもついていました。
またNDフィルターごとに美しいプリントのクロスが入っていました。

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そして新たに発売されたPolarPro Variable NDフィルター(Peter McKinnon Mist EditionⅡ)PMVND。
箱はとてもあっさりコンパクトになりました。

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polarpro

Polarproのフィルターにはいつもとても綺麗なプリントのクロスが入っていたのですが
黒一色の味気ない感じになってしまいました。ブランドのロゴが型押しされています。

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ちなみに他のフィルターに同梱されていたクロス。
とても素敵ですよね。

polarpro

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従来から変わらず高性能なガラス製で透明度が高くまたかっこいい写真が撮れるので気に入っています。

新製品の特徴

①プリセット停止範囲により交差分極の可能性が排除される
②ディフュージョン効果により光を拡散させよりソフトな表現が可能
③16mmまでの焦点距離でケラレゼロ
④新しいDefender360TMカバー
⑤新しい触覚フィードバックメカニズム

ということなんですが、簡単に解説しますと
①プリセット停止範囲により交差分極の可能性が排除される

レーザ刻印されたストップイジケーターによりぐるぐる回した時カチッと正確に止まるので数字を確認しなくても調節しやすいです。とても便利ですね!
またND4とND8の間で撮影してしまう(どこでも撮影は可能です)、なんてことがなくちゃんと停止することにより交差分極(×印のように影が入る)の可能性も減ることになります。
ただ従来品でも一度も交差分極がでたことはなかったです。

②ディフュージョン効果により光を拡散させよりソフトな表現が可能

Mist EditionはVND(Variable Neutral Density=可変式NDフィルター)とDiffusion(拡散)効果によって光を拡散しよりソフトな表現ができるようになります。
デジタルカメラのカリカリしたところがソフトになる気がします。

③16mmまでの焦点距離でケラレゼロ

使用方法が正しいことが前提とされているので適切なシャッタースピードとF値など調節するということも必要になってきます。
以前働いていたドローンの会社でもよく問い合わせがありました。

そもそも明るい大口径レンズはもともとケラレが出ることがあります。
NDフィルターを使用した際シャッタースピードが速すぎるとさらにケラレがひどくなったように感じます。
その場合はシャッタスピードを1段遅くし、F値を1段階絞ることによって解消します。
この辺りは前後の数字で色々調節してみるのがおすすめです。

また色被りが気になるときはホワイトバランスをAUTOにするとすっきりします。
例えば青空が濃すぎるなどの時ですね。
ケルビンで設定する場合は3000-4600で調節すると適切なホワイトバランスが出ます。

もちろんカメラ設定をAUTOにしておくとある程度勝手に調節されます。
それでも思った明るさにならない時には上記のやり方で試してみるといいと思います。

④新しいDefender360TMカバー

最初に見ていただいた写真のように上下がカバーになっていて指紋の付着なくスムーズに着脱できるようになっています。
何度見ても素敵なデザインですよね。

⑤新しい触覚フィードバックメカニズム

①のカチカチっと止まるよ、ということです。

ゴールドのふちがカッコイイですね。
フィルター径77mmは結構大きいので迫力あります。

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上の写真で使用しているPolarproの三脚(PolarPro Apex ミニマリスト三脚+ボールヘッド)についてはこちらもご覧ください。

では早速比べてみたいと思います。

左から従来品→新製品です。
色味が全然違いますよね。
従来のPolarproフィルターは緑がかっていると言われており色被りが特徴的でした。
新しい方は青みが強くてすっきりとした色です。

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次は夜景の比較です。
左から従来品Ⅰ→新製品Ⅱです。
ともに5stepND32、F4、ISO400、S1秒です。
あまり変わらないようですが、新製品の方が多少あっさりした色ですね。
上の写真でもわかるように緑の色被りがなくなってすっきりした色合いになったからでしょうか。

右の方がMist Editionなのですが、違いがわかりますでしょうか。
ちょっとだけふんわりしているような。。。
電球などを撮影するとふわっと滲むような感じになるのでよくわかります。
また載せたいと思っています。

polarpropolarpro
ND32、F4、ISO400、S1秒


同じく左から従来品Ⅰ→新製品Ⅱです。
ホワイトバランスは同じ条件で撮影しているのですが
従来品の方が赤味が強く新製品の方がスッキリした色です。

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左:ISO100 F1.4 S1.6秒 ND32
右:ISO100 F4 S10秒 ND32


ただF値とシャッタースピードは違います。
左はISO100 F1.4 S1.6秒 ND32
右はISO100 F4 S10秒 ND32です。

A(F値優先)で撮影しています。
NDフィルターの濃さに応じて勝手にシャッタースピードが設定されてそれぞれ違う秒数になりました。

左は右に比べて3段階明るい単焦点レンズなので同じND32を使用してもシャッタースピード1.6秒、
右はF4なので10秒でした。

明るいレンズだと同じNDフィルターでも短いシャッタースピードで綺麗な夜景を撮れることがわかります。
レンズのレビューみたいになっちゃってますが。。。

池の向こう側にStarbucksがあるのですが拡大するとちゃんと文字が読み取れます。
右側がMist Editionなので文字や池の写り込みがかなり滲んでますね。

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今回はPolarPro Variable NDフィルター(Peter McKinnon Mist EditionⅡ)PMVND(新製品)とVariable NDフィルター(Peter McKinnon Edition Ⅰ)(従来品)を比較してみました。
いかがでしたでしょうか。
今後もPolarPro製品のレビューを書いていきたいと思います。

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商品情報
名称:PolarPro Variable NDフィルター(Peter McKinnon Mist EditionⅡ)PMVND
レンズ口径:67mm、77mm、82mm
フィルタータイプ:2-5stop(ND4-ND32)/6-9stop(ND64-ND512)
価格:33,000円(税込)
公式サイト:https://shop.skylinkjapan.com/products/detail/977

PolarPro Variable NDフィルター(Peter McKinnon Mist Edition Ⅱ)PMVNDについてはこちらもご覧ください。

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コメント

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