清々しい空気に包まれる薬師寺
新年が明け、初めて薬師寺に行ってきました。
初詣や厄除けに訪れる方も多く賑わっていました。
東塔が昨年末に修復を終えたこともあり楽しみにしていました。
東塔
修復作業が終わり久しぶりに目にすることができました。
まだまだ足元は修復工事が続いていますが、5月から内部の見学ができるそうです。
六重塔に見えますが、三重塔です。
各層に裳階(もこし)と言われる小さい屋根がありこの大小の屋根の重なりが律動的な美しさを醸し出し、「凍れる音楽」という愛称で親しまれています。
西塔と東塔は遠くからでも見え、薬師寺の象徴です。
金堂
上の写真の左の建物が金堂です。
大きさに圧倒されます。
金堂は薬師寺縁起によると二重二閣、五間四面、瓦葺の建物で各層に裳階をつけた美しい堂で、龍宮造りと呼ばれています。
金堂は1528年この地域の豪族の戦火に巻き込まれ西塔などとともに消失しました。
その後400年近く仮堂のままでしたが昭和51年に復興しました。
西塔(さいとう)
上の写真の左側が西塔です。
西塔は享禄元年に兵火で焼失し、昭和56年4月に453年ぶりに復興されました。
創建当初の白鵬様式を持って復興され、華麗な西塔が長年の風雪に耐えた東塔と並び立つ姿は大変印象的です。
東塔は現在修復作業中です。
東塔と同じく角層に裳階(もこし)をつけているため六重に見えますが、三重塔です。
この特異な形が全体として律動的な美しさです。
風雪などから守る役目も果たしています。
大講堂
上の写真が大講堂です。
大講堂は正面41m、奥行20m、高さ17mあり、伽藍最大の建物です。
講堂が金堂より大きいのは古代伽藍の通則でした。
これは南都仏教が数学を重んじ講堂に大勢の学僧が参集して経典を学んだためです。
昭和51年に金堂、同56年に西塔が再建されその後この大講堂が復元されました。
カメラに収まりきらないほど大きな建物です。
梅の蕾も少し綻んできました。
花開く日々が楽しみです。
宮南大門を出た南に薬師寺を守護する休ヶ岡八幡宮がありますが今は修復作業中です。
とても雰囲気があり、素敵な建物ですので修復が終わるのが楽しみです。
法相宗薬師寺
【住所】〒630-8563奈良市西ノ京町457
【TEL】0742-33-6001
【FAX】0742-33-6004
【アクセス】近鉄西ノ京駅徒歩約7分
【拝観料】
三蔵院伽藍公開時
大人:1100円
中学生:700円
小学生:300円
非公開時
大人:800円
中学生:500円
小学生:200円
【拝観時間】8:30-17:00(拝観受付16時まで)
【駐車場】普通車500円
Camera:SONYa6000
Lenz:Sonnar T*E 24mm F1.8 ZA
Vrio-TessarT*E 16-70m F4 ZA OSS
DJI OSMO ACTION
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