美しい双耳峰 雄岳と雌岳
二上山は奈良県葛城市と大阪府南河内郡太子町にまたがる山です。
かつては「ふたかみやま」とも呼ばれていました。
紅葉がとても美しく息をのむほどです。
二上山は初心者でも手軽に登山を楽しむことができる山です。
二上山は雄岳と雌岳が連なる美しい姿が魅力で、北側の雄岳は517m、南側の雌岳は474mです。
約1時間15分で頂上まで歩くことができます。
石器に使われた讃岐岩(さぬかないと)の産地でもあり、北側の春日山では遺跡が多く発見されていることから二上山北麓遺跡群とも呼ばれています。
近くには當麻寺があり、春には牡丹の花が美しいことでも知られています。
二上山岳のぼり
毎年4月23日は二上山周辺地域の人々が岳登りとして二上山へ登る伝統的な行事があります。
その歴史は古く。江戸時代に出版された「西国三十三所名所図会」という書物にも記されています。
この行事が行われる範囲を「岳の郷」と言い葛城市はもとより大和高田市、香芝市まで及んだと言われています。
山頂でご馳走を食べて新緑を楽しむ行事でしたが、現在は二上山美化促進協議会(葛城市・香芝市・太子町)主催の美化促進運動と重なり清掃登山も兼ねています。
古来より雄岳と雌岳の間に日が沈むことから神聖な山岳として人々から信仰を集めてきました。
古墳時代から飛鳥時代には二上山周辺は海上交通の要所であり、大阪湾、住吉津、難波津から政治の中心地である飛鳥地方への重要ルートで、日本最古の官道として知られる竹内街道が作られました。
雄だけの頂上には父帝天武天皇が崩御した後謀反の罪で命を落とした大津皇子が眠っています。
かつては火山であり様々な岩石や鉱物を産出したそうです。
二上山
〒639-0271
奈良県葛城市加守
TEL:0745-48-2811(葛城市商工観光課)
カメラ:SONYa6000
レンズ:Vrio-TessarT*E 16-70m F4 ZA OSS
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