格式の高い寺院
法華寺は法華寺門跡(ほっけじもんぜき)と言われています。
皇族や公家の方が入寺され、住職となる格式の高い寺院のことです。
法華寺は天平時代(奈良時代の最盛期729-749)から1250年続くお寺で光明皇后(聖武天皇の妻、聖武天皇は東大寺を作った)のゆかりのお寺です。
光明皇后は藤原不比等の三女で、皇族以外から初めての皇后になられました。
光明皇后は社会福祉の先駆者でもあり、今でいう病院や孤児や貧窮者の施設などを作られました。
浴室(からふろ)を法華寺内に作られ、千人の民衆の垢を流されたそうです。
境内は光明皇后の父、藤原不比等の邸宅跡に立っています。
不比等の没後に光明皇后が相続して皇后宮とし、745(奈良時代)「法華寺」と称したことが始まりです。
本堂に安置されている十一面観音立像(国宝)は光明皇后がモデルであると伝えられています。
本堂
1601年(安土桃山時代)に再建されたものです。
豊臣秀頼と淀殿の寄進で再建されました。
赤門
綺麗な門です。
名勝庭園
サツキが咲いていました。
鐘楼堂
1602年の刻銘があり、形式や細部からその頃の再興と考えられています。
しかし、本堂と同様に前身建物のものとみられる古いものも使われていて、混在しています。
華樂園
1000坪の平地に珍しい法蓮寺蓮やにんじん木などたくさんの花々が植えられている。
華楽園
ちょうど蓮の葉が育ってきていました。
ガクアジサイ
浴室(からふろ)
光明皇后が薬草を煎じてその蒸気で多くの難病者を救済された。
建物は室町時代に改築されたが敷石の一部は天平時代のもの。
月光亭
奈良県月ヶ瀬村の民家を移築したもの。
18世紀のもの
カメラ:SONYa6000
レンズ:Vrio-TessarT*E 16-70m F4 ZA OSS
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