二月堂からの眺望
二月堂からの眺めは素晴らしく、奈良市内や遠く生駒山、金剛山などを望むことができます。
東大に二月堂は旧暦の2月に「お水取り」が行われることからこの名前がつきました。
二月堂は平重衡の兵火(1180)、三好・松永の戦い(1567)の2回の戦火には焼け残りましたが、1667年お水取りの最中に失火で焼失し、2年後に再建されました。
お水取りのとき松明が駆け抜けます。
お水取りは「修二会」といい、8世紀から続く宗教行事です。
二月堂は「修二会」のための建物であり、17世紀の再建ながら、修二会の作法や習俗は中世の雰囲気を色濃く残しています。
二月堂の本尊十一面観音に東大寺の僧侶が全ての罪過を悔い改めて国家の安泰と豊楽を祈る法要です。
東大寺法華堂(三月堂)
法華堂の前も綺麗に紅葉していました。
法華堂は東大寺の中でも最も古い建物で、752年東大寺大仏殿の完成時から残る建物です。
旧暦の3月に法華会(ほっけえ)が行われるようになり、法華堂、または三月堂と呼ばれるようになりました。
元は正堂と礼堂という二つの建物が軒を接して建っていましたが鎌倉時代に2棟をつなぎました。
時代の異なる建物が高い技術によって結ばれ、調和のとれた美しい姿を見せています。
小高い丘陵地に建てられ舞台からの眺めは最高です。
木々が紅葉し、山々が色づくこの季節の眺めは特に素晴らしいです。
東大寺二月堂
〒630-8211
奈良市雑司町406-1
TEL:0742-22-5511(東大寺)
24時間拝観自由
拝観料:無料
カメラ:SONYa6000
レンズ:Vrio-TessarT*E 16-70m F4 ZA OSS
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