一面のホテイアオイ
橿原市にある本薬師寺跡周辺では休耕田にすみれ色のホテイアオイが咲き乱れ爽やかな光景が広がっています。
約14,000株のホテイアオイが植えられています。
また一面だけ蓮の花も植えられていてとっても可愛いです。
見頃は9月ごろだということです。
ホテイアオイの花はすべての方向に花が開くのでどこから見ても正面から見ている気になる珍しいお花です。
このホテイアオイは米の生産調整の一環として休耕田を利用して植えられています。
株の植え付けには6月末に橿原市立畝傍北小学校の2年生の皆さんが協力されたそうです。
花は8月下旬から9月下旬にかけて咲き誇ります。
ホテイアオイは葉柄(茎の根元)の中央部が膨れ、これが浮き袋の役割を果たしています。
名前の由来はこの姿尾を七福神のひとり、布袋様のお腹に例えたものです。
蕾が朝の日差しで開き、夜になるとしぼみます。
特に日差しの強い日はたくさん花開きます。
ですので特に日差しが強くたくさんの花が水田いっぱいに咲いた日の次の日には全く咲いていないこともあるそうです。
以前にメダカを飼っていたとき水槽に入れてました。
この根元にたくさんの卵を産み付けます。
本薬師寺跡(もとやくしじあと)
右側の木々が生い茂ったあたりに本薬師寺の金堂、東塔、西塔の跡が残っています。
本薬師寺は680年に天武天皇が皇后(のちに持統天皇)の病気が病気が治ることを祈願して発願したお寺で、698年に完成しました。
藤原京の四大寺の1つに数えられています。
伽藍配置は現在西の京にある薬師寺と同じ配置です。
本薬師寺は平城京遷都に伴い奈良に映りますが、建物や仏像などもすべて平城京に移ったのか、という点が長い間問題となっていましたが、最終的に平城京の薬師寺は藤原京の薬師寺(本薬師寺)を移築したものではなく本薬師寺に倣って作られたことが確定したそうです。
その理由は
1.金堂や塔の規模や配置へ平城京の薬師寺と同じ。
2.裳階の礎石は残っていないが小さな軒瓦が出土していることから金堂、塔共に裳階付きの建物であったこと。
3.奈良、平安時代の瓦が出土したことから、伽藍は修理されつつ平安時代まで存続していたこと。
4.創建当時に葺かれた瓦が大量に出土したこと。
これらが明らかになったので本薬師寺も平安時代までここに存続していたことがわかったそうです。
歴史ロマンですね。
奥に見える丸い山は畝傍山です。
ピンクのハスの花とすみれ色のホテイアオイがとても可愛くて最高でした。
本薬師寺跡(もとやくしじあと)
【住所】橿原市城殿町池内本薬師寺跡周辺
【TEL】0744-21-1213(橿原市魅力創造部産業振興課)
【アクセス】近鉄橿原線畝傍御陵前駅下車東へ約0.5km
【駐車場】あり
薬師寺についてはこちらをご覧ください。
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