カサブランカ薫る松尾寺
松尾寺ではカサブランカが咲き始めています。
約5000輪のカサブランが植えられ、徐々に見頃を迎えています。
紫、ピンク、赤、黄色、白の5色が鮮やかに彩ります。
見頃は7月からです。
松尾寺では平成23年からカサブランカの栽培が始まりました。
境内いっぱいに咲き乱れる姿は圧巻です。
ゆりの女王
カサブランカは1970年代にオランダで品種改良されました。
「高貴」や「威厳」「壮大な美しさ」「純粋」「祝福」などの花言葉があるとおり、華やかで気品漂う姿は人気があります。
独特の強い香りも特徴的です。
明治維新の頃には花が大きいと人気のヤマユリなどをヨーロッパへ輸出していたそうです。
カサブランカは球根植物なので秋頃に植えて冬の間に養分を蓄え、春から夏に急速に成長して大輪の花を咲かせます。
美しい白い姿は花言葉の通り無垢で純粋そのものです。
カサブランカの品種は多くはなく、白色のイメージが強くまた十分美しいので他の色が必要とされませんでした。
冠婚葬祭なのでも白が定番です。
私は淡い黄色が一番綺麗だなぁと思いました。
本堂(重文)
中世の真言宗本堂の典型的なもので入母屋作本瓦葺です。
本尊千手千眼観世音菩薩(厄除け観音)は秘仏で年に1度11月3日に開扉されます。
内陣では毎日厄除ご祈祷が行われ厄年を始め全ての厄除けのご祈祷がされます。
三重塔
835年創建。
明治に再建されているという説もあります。
鬼瓦に1713年の銘があり、旧材も一部に使用されています。
後水尾天皇持仏であった如意輪観世音菩薩が寄進され祀られています。
日本最古の厄除霊場 松尾寺
【住所】
〒639-1057
奈良県大和郡山市山田町683松尾山
【TEL】0743-53-5023
【拝観時間】9:00-16:00
【拝観料】境内自由
【休み】年中無休
【駐車場】100台あり
【アクセス】
JR大和路戦大和小泉駅東口から近鉄郡山バス
または近鉄郡山駅から小泉駅東口行バス「松尾寺口」下車徒歩約2km
奈良県道123号沿い
周辺はハイキングコースです。
Camera:SONYa6000
Lenz:Sonnar T*E 24mm F1.8 ZA
Vrio-TessarT*E 16-70m F4 ZA OSS
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