聖武天皇が建立
東大寺の大仏は752年に完成しました。
東大寺の前身は728年、聖武天皇の子が1歳に満たないまま夭折したことから親王の菩提を祀るために金鍾山寺を建立したことに始まります。
741年に、国分寺・国分尼寺(金光明寺・法華寺)建立の詔が発せられたのに伴い、この金鍾山寺が昇格して大和金光明寺となり、これが東大寺の前身寺院とされています。
華厳経の教理の実現
東大寺の正式名称は「金光明四天王護国之寺(きんこうみょうしてんのうごこくのてら)」と言うそうです。
奈良時代は華やかな時代であると同時に、政変・かんばつ・飢饉・凶作・大地震・天然痘の大流行などが相次ぎ、惨憺たる時代だったので、世界に存在するあらゆるものは、それぞれの密接な相関関係の上に成り立ち、平和で秩序ある世界を形成していると説いている『華厳経』の教理の実現を目指しています。
2つ七重の塔があったとされますが2度の戦争による火災で焼け落ちて、現在の大仏殿は江戸時代に再建されたものです。
東大寺南大門
平安時代962年の台風で倒壊し、鎌倉時代の1119年に復興されたもの
「大華厳寺」と書かれている
東大寺南大門金剛力士像 阿形(あぎょう)
口を開けている
東大寺南大門金剛力士像 吽形(うんぎょう)
口を結んでいる
中門
1716年の再建(江戸時代)
中門は現在修復作業中なので、門の正面から入ることができます。
これはこれで新鮮でとてもいいです。
東大寺以外でも本来門は使われていない神社も多いのでこれは珍しく嬉しいです。
本来は回廊に入口があります。
2016年5月撮影
写っていませんが写真左端に入口があります。
金堂(大仏殿)
大きくて立派な建物です。
金銅八角燈籠
奈良時代当時のもの
楽器を演奏する音声菩薩
4面の羽目板のうち西北面と西南面が当初のもので、東北面と東南面はレプリカである。東北面の羽目板は1962年に盗難に遭い、直後に発見されたが、その後はオリジナルは別途保管し、燈籠にはレプリカを取り付けている。
東南面の羽目板のオリジナルは早くに紛失したそう。
東大寺盧舎那仏像
14.7m
台座、袖、脚などに当初部分を残すのみであとは江戸時代の再建
ほとんどの神社で仏像の写真を撮ることは禁止されていますが、大仏さまは写真を撮ることができます。
感動を写真に残せるのは嬉しいですね。
通り抜け
縦37cm 横30cm 奥行き108cm(東大寺調べ)
通り抜けれると頭が良くなる、とか願いが叶うと言われています。
大仏さまの鼻の穴と同じ大きさだとか。。。
大人は厳しそうに見えますが外国人の男性が通り抜けたのを見たことがあります。
大仏殿から中門を見るとこんな感じ。
中は芝生が綺麗です。
東大寺を後ろから見た様子。
表側に比べて観光客が少なくて美しいです。
東大寺の裏には正倉院があります。
南都七大寺
東大寺を含む7つのお寺は南都七大寺と呼ばれ、朝廷の保護を受けました。
東大寺、興福寺、元興寺、法隆寺、薬師寺、大安寺、西大寺です。
そのうち東大寺、興福寺、元興寺、法隆寺、薬師寺は世界遺産に指定されています。
興福寺
元興寺
法隆寺
薬師寺
飛鳥時代と奈良時代に建立された素晴らしいお寺ですのでオススメです。
カメラ:SONYa6000
レンズ:Vrio-TessarT*E 16-70m F4 ZA OSS
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