見事な蓮の花
唐招提寺の蓮を見てきました。
見頃を過ぎていて花は少なかったですが、ひとつひとつのお花が立派でとても綺麗でした。
植木鉢に植わっている蓮も多いですが、唐招提寺は池に植えられています。
井戸の水がずっと流れているので水が冷たく、開花時期は他のお寺よりは遅いそうです。
大きな葉が太陽に向かっていました。
講堂
とても大きくて立派な建物です。
平城京の東朝集殿を移築・改造したもので、760年ごろに平城宮の改修に伴って移築されました。
元の東朝集殿は壁や建具のほとんどない開放的な作りでしたが、移築した際に屋根を改造し、建具を入れたそうです。
奈良時代の宮廷建築の唯一の遺構としてとても貴重です。
境内にはたくさんの植物が育っています。
花は少ないですが、蓮の葉が立派に育っています。
池ですので見ごたえがあります。
ここ以外にも鉢植えの蓮もたくさんありましたが、もう見頃を過ぎていました。
金堂
唐招提寺は鑑真ゆかりのお寺です。
鑑真は中国で並ぶ者のない律匠と称えられ、日本からの熱心な招きによって渡日を決意しました。
当時の航海はとても危険で難しいことでしたので5度の挑戦で盲目になりました。
しかし鑑真の意思は固く6度目の渡航でついに日本に到着しました。
鑑真は東大寺で5年を過ごしたのちに新田部親王(天武天皇の第7皇子)の旧邸宅を譲り受け、寺にしました。
それが唐招提寺の始まりです。
「招堤」とはサンスクリット由来の中国語で「広い」「四方」という意味で仏教寺院を指す一般名詞として使われていました。
唐招提寺は「唐から招いた鑑真和上のための寺」という意味です。
門を入れば正面に金堂が見えます。
綺麗なブルーのトンボ
古そうな土塀が残っていました。
礼堂・東室
鎌倉時代のもので従来は僧侶が寝起きした僧坊でした。
宝蔵・経蔵
奈良時代のもので校倉造りです。
写真の奥の方は唐招提寺が創建されるより前にあった新田部親王邸の米倉を改造したものと言われ日本最古の校倉です。
緑が多くとても綺麗です。
鑑真和上御廟
苔と木々が美しいです。
奈良・西の京ロータスロード〜蓮と御朱印めぐりを楽しむ旅〜
蓮は仏教では神聖な花とされ古くから南都のお寺にふさわしい花として夏を彩ります。
奈良市西ノ京エリアの「喜光寺」「唐招提寺」「薬師寺」は蓮の花が美しいことで有名です。
2017年6月10日から8月16日まで行われていて、共通拝観券があります。
唐招提寺
時間8:30-17:00(入山16:30まで)
TEL:0742-33-7900
カメラ:SONYa6000
レンズ:Vrio-TessarT*E 16-70m F4 ZA OSS
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