平等院鳳凰堂の優美

世界遺産
世界遺産奈良県外

源氏物語の地 宇治

平安時代中期紫式部が「源氏物語」を書き記しました。
ここ宇治は源氏物語の中の「宇治十帖」の舞台です。
平安貴族にとって宇治は別荘地でした。
宇治川の流れと山々による風光明媚な土地は船遊びや紅葉狩りなどの遊び場であるとともに宗教的な面が強かったのは平安時代中頃に栄華を誇った藤原氏の墓地があったからとされています。
宇治は平安貴族にとって身近な土地でした。
こうした背景のもと「源氏物語」最後の舞台として選ばれたと考えられます。

平等院鳳凰堂は源氏物語の年代より少し後の平安時代後期に建てられました。
平等院鳳凰堂は1052年に藤原頼道が父、道長から譲り受けた別業(別荘)を寺院に改めたものです。
なぜ「平等」という言葉が使われているかというと、仏の救済が「平等」だからです。

10円玉に描かれる鳳凰堂

鳳凰堂が選ばれた理由は日本の代表的な文化財で建物に特徴があるからだそうです。
昭和26年に選ばれました。

平等院は東向きに作られ、高さ(鳳凰をのぞく)約13.5m、幅(南北)約47m、奥行き(東西)約35mです。
鳳凰は鳳という雄と凰という雌のつがいのことを言いますが、平等院にはその区別がないそうです。

この辺りは綺麗に紅葉していました。

平等院ミュージアム鳳凰館のあたりもとても綺麗に紅葉していました。

日本最古の橋 宇治橋

宇治橋は642年(奈良時代)にかけられ、日本三古橋の1つに数えられます。
現在の宇治橋は1996年に架け替えられたもので、長さは155.4m 、幅25mあります。
強度の高い檜が使用されています。
古今和歌集や源氏物語にも登場します。

平等院鳳凰堂

〒611-0021
京都府宇治市宇治宇治蓮華116
TEL0774-21-2861
拝観日:年中無休
拝観時間
庭園
開門午前8:30 閉門午後5:30
受付終了 午後5:15
平等院ミュージアム鳳凰館
開館 午前9:00 閉館午後5:00
受付終了 午後4:45
鳳凰堂内部
受付 午前9:10から午後4:10
拝観料
大人600円
アクセス
JR宇治駅下車徒歩10分
京阪電鉄宇治線「宇治駅」下車徒歩10分

カメラ:SONYa6000
レンズ:Vrio-TessarT*E 16-70m F4 ZA OSS

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