宇治の銘店中村藤吉本店

食べ歩き
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1854年創業の宇治の銘店

安土桃山時代に天下の茶所として名声を確立した宇治は、江戸時代には通りに面して宇治茶師の屋敷、明治時代以降は茶商の居宅や茶工場が建てられ、今に伝わる宇治抹茶香る個性的な街並みが形成されました。

中村藤吉は1832年に生まれ、丁稚として働き始め、若くして手代になりました。
そして1854年、茶商中村藤吉を創業しました。

1000年の昔、紫式部が源氏物語の最後の舞台に宇治を選び、平安時代の貴族にとって祈りと癒しの地であったこの地は平等院鳳凰堂、宇治上神社という二つの世界遺産を擁し京都市内とは少し違ったたおやかな雰囲気でのんびりしています。

宇治川から立ち上る朝霧が茶の栽培にふさわしいと、足利義満が茶園を作るように命じて以来、宇治は最高級日本茶の産地として現在に至っています。

1854年創業当時は「中村藤吉」以外にも「丸屋藤吉」を名乗っていた時期があります。

その「丸屋藤吉」をもじって現在の屋号の丸の中に「十」がある「まると」が誕生したそうです。
わかりやすく迫力があります。

銘茶売り場

カフェは観光客でとても混んでいますので待つあいだ銘茶売り場を見学。
歴代当主が守り続けた家屋は明治期の典型的な茶商の姿を今に伝える建物として平成21年に国の重要文化財に選定されています。

待つ間寒くないように火鉢が置かれていました。

生茶ゼリィ
一番人気の生茶ゼリィです。
とても美味しかったです。

樹齢250年のクロマツ

宇治市名木百選に選ばれた、中庭の宝来舟松(ほうらいふなまつ)と呼ばれる樹齢約250年のクロマツは2代目藤吉が家業安全を祈り植えさせたものです。
大きくて支えが必要ですが上に横に大きく育っています。

中村藤吉本店 宇治本店

京都府宇治市宇治壱番十番地
TEL:0774-22-7800
営業日
銘茶売場:10:00-18:30
カフェ:10:00-18:30(受付終了17:00)
平等院鳳凰堂夜間拝観の時期は延長
営業時間カフェ閉店20:00(受付終了19:00)
名車売場:閉店20:00
予約不可
混雑状態によりはやく閉店する可能性があります。
平等院鳳凰堂の近くには中村藤吉本店 平等院店もあります。
平等院店ではテイクアウトもできますのでぶらぶら散策しながらいただくのも楽しいです。

カメラ:SONYa6000
レンズ:Vrio-TessarT*E 16-70m F4 ZA OSS

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