菅原天満宮の梅

奈良
奈良

学問の神 菅原道真公生誕地

万葉の時代「花」と言えば梅でした。

中国から奈良の都にもたらされた梅は時代を超えて文人墨客に好まれました。

菅原天満宮では盆梅展が開催されています。

約200鉢が展示され一足早い春を告げ、華やかです。

菅原の里は菅原道真の生誕地とされています。

道真は幼少より学問の才能を発揮し、わずか5歳で和歌を詠み、神童と称されました。

類稀なる才能の持ち主で、人々から厚い信頼を得ましが、政略による左遷など波乱万丈の生涯でした。

日本最古の天満宮

菅原道真の霊である天満神社を祭った神社で、全国各地にあります。

特に大阪天満宮、京都の北野天満宮、太宰府天満宮が有名です。

菅原道真の産湯地と伝えられる遺跡が神社の東北約100mのところにあります。

道真の母君が京都からこの菅原の地に帰参して産みました。

文武両道で名を馳せた青年期

道真公はさらに勉学に励み、学者として最高位の文章博士となって栄進を続けました。

学問だけでなく、弓にて百発百中の腕前を披露するなど文武両道に傑出した人物としてその名を馳せました。

東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花あるじなしとて 春な忘れそ

春風が吹いたら、香りをその風に託して太宰府まで送り届けてくれ、梅の花よ

主人である私がいないからといって、春を忘れてはならないぞ

右大臣に任じられ国家の発展に尽くしましたが、左大臣藤原時平の政略により身に覚えのない罪によって太宰府に突如左遷されました。

家族との十分な別れも許されないまま京都を離れる時、自宅の梅の木に別れの歌を詠んだものです。

主人を慕って任地の太宰府まで飛んでいったという「飛び梅伝説」もあり、梅は道真公とゆかりの深い花です。

道真が牛に乗って太宰府に流されたという故事にちなみ、境内には七体の牛の像が祀られています。

その後無実が証明され、「学問の神様」「至誠の神様」として太宰府天満宮に永遠に鎮まり現代に到るまで永く人々の信仰を集めています。

菅原天満宮

【住所】

〒6310842奈良市菅原東町518番地

【TEL】0742-45-3576
【アクセス】近鉄大和西大寺駅下車 南へ約800m 徒歩約15分

盆梅展

【観梅料】500円
【時間】9:00-16:00
【日程】2018年2月11日(祝)〜3月10日(土)

Camera:SONYa6000
Lenz:Sonnar T*E 24mm F1.8 ZA

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