京都の夏祇園祭

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京都に夏を告げる祇園祭

祇園祭は八坂神社の神事であり、7月の1ヶ月に渡って様々な行事が行なわれます。

平安時代に疫病退散を願って始められ、時代とともに豪華に華やかに開催されるようになりました。

特に7月14日から16日の前祭宵々山、宵山、7月17日の前祭山鉾巡行には多くの人で賑わいます。

大阪の天神祭、東京の神田祭とともに日本三大祭のひとつです。

鶏鉾

鶏の卵が鼓の中にあることを表していると言われています。
真木野「天王座」は船形で会場の守護神である住吉明神が祀られています。

歩行者天国になる直前に夕立があり、一気に涼しくなりました。
水たまりに映る姿も綺麗でした。

室町時代には現在の鉾町の町衆らによって山鉾が造られ、さらに桃山時代から江戸時代にかけて祇園囃子を奏でられるようになりました。

中国、インド、ペルシャなどからシルクロードを経て持ち込まれたタペストリーや京都の西陣織、優れた彫刻や精緻な欄縁金具などの工芸装飾品で豪華絢爛に飾られるようになり「動く美術館」と称されています。

祇園祭は長刀鉾町の町内一同がお稚児さんや禿とともに八坂神社に参拝し神事の無事を祈る「長刀鉾町お千度」に始まり、山鉾巡行の順位を決める「くじ取り式」、綾傘鉾のお稚児さんが町内役員とともに神事の無事を祈り八坂神社に参拝する「綾傘鉾稚児社参」を経て各鉾町が曳山を組み立てる「前祭山鉾建」が行われます。

「前祭鉾曳き始め」では立ち上がったばかりの鉾をそれぞれの鉾町内の人々によってお囃子を奏しつつ巡航さながらに数度曳きます。

以前勤めていた会社の前に放下鉾があり、毎年曳かせてもらってました。いい思い出です。最近では町内の人以外でも居合わせたら曳くことが出来るようです。

宵山

山鉾に吊られた駒形提灯に火が入り祇園囃子の音とともに祭りを盛り上げます。

各山鉾町の町屋では格子を外し通りから見えるようにして家宝の屏風や道具を飾っているので眺めるのも楽しいです。

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月鉾

夜と水徳の神であった月読尊に因んだ鉾。
鉾頭は全山鉾中最古の銘が見られます。
力強い「月」の文字が迫力があり、写真映えがします。

放下鉾

鉾頭は日・月・星の三光を象徴しています。

鉾上で稚児舞ができる唯一の操り稚児人形「三光丸」を乗せて人形ならではの愛らしい舞が披露されます。
逆さまのミッキーマウスみたいです。

長刀鉾

山鉾巡行で「くじ取らず」として毎年必ず先頭を行く鉾。
唯一、生稚児が乗る鉾で巡行中は町名が変わる度に稚児舞が披露されます。
やはり一番華やかで迫力があります。

四条傘鉾

「子供棒振り踊り」は国選択無形民俗文化財に指定されています。
こじんまりしていますが、とても美しい鉾です。

函谷鉾

孟嘗君という中国の人物が函谷関で家来に鶏の真似をさせて関門を開かせ難を逃れたという故事にちなんだ鉾です。

山鉾巡行が終わった後にも後祭があります。

7月18日〜7月21日にかけて後祭の山鉾10基が新たに組み立てられ、7月20日には後祭鉾曳き初めがあります。

そして後祭宵山が7月21日〜7月23日に開催され、7月24日に後祭山鉾巡行が行われます。

花傘巡行や還幸祭、狂言の奉納など数多くの伝統的な神事が行われ、7月29日の祇園祭終了を奉告する神事済奉告祭で終了します。

そして7月31日には八坂神社の疫神社の鳥居に大茅輪を設け参拝者はこれを区部って厄気を祓い護符を授かります。

祇園祭

【日程】7月1日〜7月31日

【場所】八坂神社

【TEL】075-561-6155

【住所】京都市東山区祇園町北側625番地

【アクセス】京都市営バス206系統「祇園」下車すぐ

Camera
SONYa6000
Lenz
Sonnar T*E 24mm F1.8 ZA
Vrio-TessarT*E 16-70m F4 ZA OSS

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