萩の花が見事な元興寺
元興寺では萩の花が見頃を迎えています。
萩の見頃は9月中旬から10月上旬です。
境内にはサルスベリの花や桔梗、彼岸花などたくさんのお花が咲いていてとても綺麗でした。
浮図田(ふとでん)
2500余りの石塔、石仏類(総称して浮図)は寺内及び周辺地域から集まったもので、新たに昭和60年頃に整備したものです。
鎌倉時代末期から江戸時代中期のものが多く、元興寺や興福寺大乗院関係の人々、近在の人々浄土往生を願って極楽坊周辺に造立した供養仏塔です。
毎年8月23日と24日の地蔵会の際に過去聖霊の追善を祈って、結縁者の家内安全を願って万灯供養が行われます。
古式の地蔵会として古都奈良の風物詩となっています。
萩の花は背が低く茎は硬くなるが、茎は年々太くなって伸びるのではなく、根元から毎年新しい芽がでるそうです。
荒地に生えるパイオニア植物といい、放牧地や山火事跡などに一面に生えることがあるそうです。
パイオニア植物(先駆植物)は遷移の初めに裸地に侵入して定着する植物のもとで、感想や湿潤、貧栄養に耐えるそうです。
優雅な姿からは想像できないパワフルな植物なんですね。
世界遺産
元興寺は「古都奈良の文化財」として興福寺、東大寺、春日大社、唐招提寺、薬師寺、平城宮跡、春日山原始林と共に世界遺産に登録されています。
元興寺は南都七大寺として栄え、猿沢池を挟んで北の興福寺、南の元興寺と平城京左京(外京)の大地に広大な寺地と伽藍を有しました。
平安遷都後も元興寺、東大寺、春日大社は一帯は南都の中心地でした。
猿沢池では采女祭りが行われるということで準備が進んでいました。
中秋の名月の日に猿沢池で采女祭りが行われました。
猿沢池は周囲360mで奈良八景のひとつに数えられる池で、池畔のしだれ柳越しに望む興福寺の五重塔は昔も今も変わらず絵はがきの画題になる名勝です。
猿沢池には采女伝説があります。
猿沢池に龍と鳳凰の形をした船が浮かべられ準備が進められています。
元興寺
〒630-8392
奈良市中院町11
TEL:0742-23-1377
近鉄奈良駅
徒歩:15分
バス:福智院町下車 徒歩5分
JR奈良駅
徒歩:20分
バス:田中町下車 徒歩5分
元興寺はならまちの中にあります。
ならまちはかつての元興寺の境内です。
Camera:SONYa6000/SONYα7iii
Lenz:Vrio-TessarT*E 16-70m F4 ZA OSS
Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS
FE 70-200mm F4 G OSS
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