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志賀直哉旧居


自らが設計した志賀直哉旧居

春日大社から「ささやきの小径」を歩いて行くと志賀直哉旧居があります。
昭和3年に志賀直哉自ら設計し、数寄屋造で有名な京都の大工に建築させた志賀直哉旧居。
ここで「暗夜行路」を完結させ、幾多の作品を書きました。

春日大社のささやきの小径から100mで志賀直哉旧居に着きます。

近くには新薬師寺や白毫寺があります。

志賀直哉がここ奈良へに引越しを決めたのは、かねてからの憧れであった奈良の古い文化財や自然の中で、自らの仕事を深めていきたいという希望からでした。

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道路側を通るとカフェや雑貨屋さんなどのお店も多く、綺麗な道のりです。

高畑裏大道の一帯は東は春日山原始林、北には春日の杜を透して飛火野の緑の芝生が広がり、静かな奈良の町の中でも特に風光明媚な屋敷町で、新薬師寺や白毫寺のも近い余地柄から、やがて多くの文化人がこの家に出入りすることになりました。

志賀直哉旧居の周辺は鎌倉時代から春日大社の神官たちの住んでいた社家の跡であり、古い屋敷の崩れかけた土塀は古い木々などが春日の杜に調和する独特の風情は多くの画家や作家などの文化人が高畑に移住して来ました。

志賀直哉の北側(2階)の書斎

夏涼しいので若い頃はよく使用したそうです。
晩年は南側の書斎を使ったそうです。

サンルーム

志賀直哉を慕う文人、画家が集ったサンルームです。
窓が多く直接庭に出れるようになっており、とても居心地が良さそうです。

数寄屋造を基調にしながら、広い洋風のサンルームと娯楽室を作っています。
いかにも当時流行の白樺派の面影を伝えるものですが、古い文化と美しい自然の中にこうしたハイカラなサロンがあったことが、奈良に集った当時の文化人たちにも心楽しいものであったことでしょう。

天井の窓から明るい光が入り、広々としています。
志賀直哉の高潔で人を分けへだてしない広い心と、高い理想を持った芸術に惹かれた多くの仲間が集いました。

当時奈良水門町に住んでいた武者小路実篤らとともに白樺派文化の中心を奈良の高畑に開花させ、ここから関西一円の古美術行脚も盛んに行っていました。

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食堂

とても落ち着いた色目の食堂です。

庭も広くとても綺麗です。

隣にはたかばたけ茶論があります。

一部が有形文化財のカフェです。
山岳画家・足立源一郎氏がが大正8年、南仏プロバンスの田舎家をモチーフに建てた洋館です。

樹齢100年以上のヒマラヤ杉や、有形文化財の佇まいを眺めることができます。
隣の志賀直哉旧居の取り壊しが決まった際に、現在の所有者中村雄一郎さん(洋画家)が中心となり維持に尽力されました。

この土塀も有形文化財です。
とても可愛いです。

奈良学園が所有

現在志賀直哉旧居は学校法人奈良学園が所持しています。
由緒ある建物ですが老朽化が進み全面的改築計画が持ち上がると、保存を望む声が全国的に高まりました。
奈良学園がそれに応え、奈良文化女子短期大学セミナーハウスとして保存する一方、一般に公開公開することにしました。

志賀家から提供された資料によって志賀直哉が建築した当初の姿に修復し、合わせて庭園の整備を行っています。

志賀直哉

志賀直哉は明治から昭和にかけて活躍した小説家で、「暗夜行路」「城の崎にて」「和解」「小僧の神様」などの著書があります。
宮城県石巻市生まれで東京府育ちです。
学習院初等科、中等科、高等科を経て東京帝国大学文学部英文科に入学しました。
奈良へ来る前は広島尾道に住み、その後城崎温泉に3週間滞在、尾道に戻るも東京へ。
その後結婚し千葉県我孫子市に移住。
そしてここ奈良に来ます。
奈良で13年を過ごしまた東京へ戻ります。
その後も熱海へ引っ越ししたり転々としながら作品を作っています。
その中で奈良の美しさをこのように書いています。

「とにかく、奈良は美しい所だ。自然が美しく、残っている建物も美しい。そして二つが互いに溶け合っている点は他に比を見ないと言って差し支えない。今の奈良は昔の都の一部に過ぎないが、名画の残欠が美しいように美しい」
『奈良』より

志賀直哉旧居

開館時間
9:30-17:30(3月-11月)
9:30-16:30(12月-2月)

入館料
一 般:350円
中学生:200円
小学生:100円

休館日
年末年始(12/28-1/5)

文化活動に限り貸切利用可能

〒630-8301
奈良市高畑町1237-2
TEL:0742-26-6490

JR奈良駅・近鉄奈良駅下車
奈良交通バス(市内循環)約10分
「破石町」バス停下車徒歩約5分

駐車場:無し
県営高畑駐車場を利用

志賀直哉旧居

近くには浮見堂があります。

百日紅の咲く浮見堂

浮見堂の燈花会についてはこちらもご覧ください。

奈良の夏 燈花会

浮見堂についてはこちらをご覧ください。

浮見堂

秋の興福寺についてはこちらをご覧ください。

秋の興福寺

春日大社についてはこちらをご覧ください。

春日大社

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カメラ:SONYa6000
レンズ:Vrio-TessarT*E 16-70m F4 ZA OSS

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Published in奈良

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