萩の花が美しい唐招提寺
唐招提寺では萩の花が見頃を迎えています。
そして早くも紅葉が始まっています。
金堂(国宝・奈良時代)
南大門をくぐった正面に荘厳な姿を見せる金堂は奈良時代の創建当時のままの姿を残しており、代表的な建築物です。
堂内は連子窓から取り入れられた柔らかな光に満たされ、中央に本尊・盧舎那仏像、右に薬師如来像、左に千手観音立像(いずれも国宝)が並ぶ姿は、天平時代を彷彿させる厳かな雰囲気に包まれています。
萩の花はその美しさから「秋の七草」として古くから日本人に愛されて来ました。
「万葉集」でも秋の季語としてたくさんの歌が詠まれています。
萩は秋になると枝垂れした細い茎に小さな赤い花をたくさんつけます。
「高円の野ベの秋萩 この頃の 暁(あかつき)露(つゆ)に 咲きにけるかも」
万葉集 大友家持
その姿は控えめながらたくましさを感じさせることから「思案」「内気」「柔らかな心」「柔らかな精神」という花言葉がつけられたとされています。
講堂(国宝 奈良時代)
右は金堂で、左奥の建物が講堂です。
760年ごろに平城宮の東朝集殿(ひがしちょうしゅうでん)を移築・改造したもので、開放的な空間です。
現在の姿は鎌倉時代の改造によるところが大きく、元は壁や建具がない開放的な作りでしたが、移築後に屋根を改造し、建具を入れたそうです。
奈良時代の宮廷建築の唯一の遺構としてとても貴重です。
台風の影響で倒木があり、境内の一部通行止になっています。
唐招提寺
【住所】
〒630-8032
奈良市五条町13-46
【アクセス】
近鉄西ノ京駅から700m
【駐車場】500円
【拝観料】
大人・大学生:600円
高校生・中学生:400円
小学生:200円
【時間】
8:30-17:00(入山16:30まで)
【TEL】0742-33-7900
Camera
SONYa6000
Lenz
Sonnar T*E 24mm F1.8 ZA
Vrio-TessarT*E 16-70m F4 ZA OSS
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