象の鼻のように見える万座毛
万座毛(まんざもう)はるか遠くに見える水平線とエメラルドグリーンに輝く海、雄大な岩が美しい景勝地です。
由来は琉球王朝時代の第12代国王尚敬王(しょうけいおう)が18世紀前半にこの地を訪れ、緑の広がる美しい野原を見て「万人を座するに足る毛」と賞賛したと言われています。
「毛」とは沖縄の言葉で「原野」や「野原」という意味です。
18世紀ごろの琉球は平和で安定していたので国王は庶民の暮らしを見てまわっていたそうです。
遊歩道が整備されていて海側に沿って歩いていきます。
対岸にリゾートホテルANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートが見えます。
夜、若い男女が野原や海辺に集い飲食をともにして歌や踊りなどを披露して交流する「毛遊び」(もうあしび)という習慣があったそうです。
今でいう合コンみたいな感じですね。
また民謡や楽器演奏、舞踊など固有文化の継承の場としても使われてきました。
左奥は美ら海水族館などがある半島です。
右には夫婦岩が見えます。
しめ縄で結ばれています。
東シナ海を一望できます。
エメラルドグリーンとブルーの濃い部分の境目がとても綺麗でした。
「波の声もとまれ 風の声もとまれ 首里天がなし 美御機拝ま」
と歌碑に刻まれています。
「波の音も静まれ 風の音も静かになれ 国王様のお顔をみんなで拝みましょう」という意味で、尚敬王が訪れた時に国王の顔を一目見ようと集まる人々の姿を見て歌ったものです。
1700年の伝説的な女流歌人恩納ナビーが王一行への歓迎の意を表して即興で詠んだ歌と言われています。
万座毛の岸壁に高さは約20mとされています。
この岩の上も歩いていくことができます。
万座毛
沖縄県国頭郡恩納村恩納2870-1
TEL098-966-2893(一般社団法人 恩納村観光協会)
営業時間:終日
定休日:無し
料金:無料
駐車場:無料(50台)
Camera:SONYa6000
Lens:Vrio-TessarT*E 16-70m F4 ZA OSS
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