奈良の不退寺に行ってきました。
こじんまりした境内に紅葉が折り重なるように真っ赤に染まっていて素晴らしかったです。
本堂の横に小さい池があり、周囲の紅葉が燃えるようでした。
紅葉の中に建っているのは多宝塔で、鎌倉時代のものだそうです。
元は二層の多宝塔でしたが、初層のみが残存しています。
江戸時代末期か明治時代初期に取払われたとのことです。
紅葉の中に立つ姿はとても優美で幻想的です。
こちらは南大門で1317年鎌倉時代末期のものです。
こんもりした小山の中に小道が1本通っていて突き当たりに寺があります。
トトロの世界みたいですよ。
不退寺は809年(平安時代)在原業平が建立しました。
正式には「不退転法輪寺」と言います。
平安遷都ののち平城京を懐かしむ平城天皇は上皇として都を再び平城京に戻すことを画策しましたが成功せず、都を逃れてこの地に萱御所を営みました。
萱(かや)ぶきだったのでこのように言われました。
池に映る紅葉も素敵でした。
不退寺は以前一度だけ訪れたことがありますが紅葉の名所とは知りませんでした。
朝のニュースで流れたのでいっぱいの人で以前の静けさとは打って変わって華やかでした。
今回はこちらのレンズを使用しています。
カールツアイス特有の華やかな色合いが紅葉にぴったりです。
またNDフィルターはPolarPro Variable NDフィルター(Peter McKinnon Mist Edition Ⅱ)PMVNDを使用しています。
反射を抑え、明るすぎて飛んでしまうのを防ぐことができます。
こちらも独特の濃い発色なので写真がかなり濃いですが紅葉なのでこんな感じも華があって良いかと思ってます。
レンズによって全然違う写りになるところが面白いですね。
紅葉はまだもう少し楽しむことができそうですね。
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